映像関係 技術情報
- 4KCM素材ファイリングテスト実施結果報告
- CMメタデータ入力支援ツールV4.2d(2023年6月版)について
任意記載事項において使用禁止文字のチェックを行うようにしました。修正版のV4.2d(2023年6月版)を公開しました。
このファイルは、Microsoft Excelを使ったCMメタデータの入力支援ツールです。 画面上で入力した項目について、CSVファイルとして保存することが出来ます。
v4.0以降では、BS4K放送向けの「テレビCM 4K素材搬入基準」にも対応しました。 V3.0からは、Windowsだけでなく、MacOSにも対応するように変更しました。
CMメタデータは、XMLファイルとして「CM ファイルベース納品」のメディア(XDCAM、P2等)内に格納する必要があります。 またオンライン運用では、動画ファイルと同時に放送局へ送稿されます。一般的にそのファイルは、 専用のメタデータツールを使って作成されますが、データの入力には2方式があります。
① 手入力
② CSV ファイルからの読み込みこの入力支援ツールから書き出したCSVファイルを、専用のメタデータツールに読み込ませることで、 容易に「搬入用ファイル原版」を作成することができます。制作広告会社、制作会社、ポストプロダクション間でのメタデータのやり取りが簡素化され、 内容の確認も容易となります。
支援ツールを立ち上げようとすると、マクロを有効にするかどうかの「セキュリティ警告」が表示されます。 使用する際には、「マクロを有効にする」とか「コンテンツの有効化」を選択してください。
Excel のバージョンによって、このセキュリティの考え方が異なりますので、ご自分の使用環境に合わせて設定して下さい。v4.0では、少数のプリントにも対応出来るように、「JAC、JPPA 新・統一帳票 推奨ルール」に基づいた、クレジットとケース用カードの出力に対応しています。 従来から使われているXDCAMのCM用ケースだけでなく、Xケースにも対応しました。
v4.1では、一般社団法人日本広告業協会様発信の『CM素材のメタデータ登録における20文字オーバーの広告主名業界統一「入力ルール」について』に準じて修正しております。
v4.2 では、任意記載事項においても使用禁止文字のチェックを行うようにしました。
本ツールの使用に際し、必ず、Zipファイルを解凍した後、ご使用ください。Zipファイルまま操作をするとエラーの原因となります。また、Zip内に収録しているPDF「CMメタデータ入力支援ツールv4.2」を必ずお読みください。
著作権このツールの著作権は、織田泰光と一般社団法人 日本ポストプロダクション協会が所有しています。
このソフトウェアに含まれる著作権情報を書き換えてはなりません。
また著作者の許可無く改変したり、CMメタデータの作成支援以外の目的で用いたりすることを禁じております。 - CMメタデータ入力支援ツールV4.2d(2023年6月版)のダウンロード
CMメタデータ入力支援ツールZIPデータ
・Ver.4.2d 2023年6月 最新版
jppa_cm_metadata_input_tool_v4.2d
過去のバージョン
・Ver 4.1 e
jppa_cm_metadata_input_tool_v4.1e
・Ver.4.1d
- 4KCM納品ファイル制作時の注意事項
1.XAVCファイル生成後のチェックについて
納品用XAVCファイルの生成においては、以下のケースが考えられます。
●編集ソフトでそのままエンコードを行う場合
●別のソフトウェアにてエンコードを行う場合いずれの場合も「再生互換性のチェック」として、エンコードしたソフトウェアとは別のソフトウェアによる
●映像・音声チェック
●XAVCファイルの正当性のチェック
を行う事を推奨します。チェック用ソフトウェア例
●SONY Catalyst Browse(無償)
4KXAVCファイルの再生、ファイルメタデータの確認が可能です。
●SONY PWA-MC1X(有償年間ライセンス)
原則として、ソニー製機器での再生互換確認を行うソフトウェアです。
XAVCファイル形式情報(Multiple/Single/GROWING)を表示可能です。2.ファイル生成時の注意点
(1) MXF(XAVC)ファイルのチェックポイント
Long200 / Intra600 いずれのフォーマットでも納品可能
1.タイムコード DF(ドロップフレーム)
2.カラーサンプリング 4:2:2
3.カラースペース Rec.2020 ※作業上Rec.709であっても納品時はRec.2020に変換する事が必須
4.オーディオトラック 8ch
5.ラウドネス -24LKFS※注意
ステレオ音声にて制作しているケースが多いと思いますが、XAVCファイル の納品にあたり必須である8chのオーディオ(ステレオ→マルチトラック) へと変換した場合、仕様にて-3dB音声レベルが低下するソフトウェアがありますのでご注意下さい。(2) XML(CMメタデータファイル)のチェックポイント
JPPAホームページからダウンロード可能な「CMメタデータ入力支援ツールv4d.2」にて、下記項目を網羅しております。 是非ご活用下さい。
1.CM素材名 冒頭に【4】と全角3文字を表示すること
2.DF/NDF区分 DF(ドロップフレーム)
3.HD/SD区分 SD
4.ユーザーエリア1
技術的あるいは演出的特記事項がある場合のみ記載
全角半角混在で100文字以内で記載すること。※注意
ユーザーエリア1への「技術的あるいは演出的特記事項」の記載は現状、4KCMの運用においてのみであり、HD作品への適用は今後の検討課題とされております。5.ユーザーエリア2
ダイナミックレンジと映像エンコードフォーマットの間に半角空白を入れ、全て半角で記載すること。
例 4K-SDR Long200
3.参考
(1)JPPA メタデータ入力支援ツールv4.0入力画面例
(2)JPPA メタデータ入力支援ツールv4.0クレジット出力例
(3)JPPA メタデータ入力支援ツールv4.0帳票例 ケース用カード
(4)JPPA メタデータ入力支援ツールv4.0帳票例 記録表
※メタデータ入力(帳票・クレジット作成時)の注意点
●クレジット上の表記は「ダイナミックレンジ」のみ(例、4K SDR)
●ケース用カード、記録表上の表記は「ダイナミックレンジ等」となり、加えて映像エンコードフォーマットの記入が必須となります(例、4K SDR Long200)メタデータについては、日本民間放送連盟ホームページ掲載の「テレビCM 4K素材搬入基準【2018年12月適用】」15ページ 『8.メタデータの運用』も併せて参照する事を推奨します。
(5)今回テスト時の作業フローについて
●中間素材用のコーデックとしてProRes422HQを採用
●素材
本編 10bit ProRes422HQ 2160/59.94p 15秒SDR素材
カラーバー ARIB-STD B66 標準規格「UHDTVマルチフォーマット・カラーバー」
文書 pdf添付 tiffフォーマット画像をリサイズ使用●フォーマット作成
今回テスト運用された各編集システムにて、オンエアフォーマット作成(編集)を行った。エンコーダソフトウェア(機材)用のProResクリップ作成はAutodesk flame2018を使用した。XVACエンコード後のファイルについては、XAVCファイル自体の再編集等は行っていない。
●XAVCファイル確認
1.XAVCファイル生成後のチェックについて、以下のソフトウェアを利用し、XAVCファイルに内包される色域、フレームレート、タイムコード、オーディオチャンネル等の状態を確認した。
※ CatalystBrowse(SONY)●CMメタデータXMLファイル作成
「JPPA CMメタデータ入力支援ツールv4.0」を使用しCSV出力を実行。
各社より発売されている「CMメタデータ入力ツール」にインポートし、XMLファイルの生成を行った。
「JPPA CMメタデータ入力支援ツールv4.0」では、同時に「テレビCM 4K素材搬入 基準【2018年12月適用】」に準拠したクレジット画像、XDCAMケース用カード、記録表等の帳票についても生成・印刷が可能であり、作業効率化に利用されたい。●XDCAM ProfessionalDiscへの記録
マウントしたSONY XDCAMドライブ(PDW-U1,U2等)に、生成されたXAVCファイル・XMLファイルを、Windowsエクスプローラを用いてドラッグ・ドロップ操作により記録を行った。記録後、PCにインストールされている「アンチウイルスソフトウェア」にて、XDCAMドライブ上の全領域に対してウイルス検査を行った。
- JAC・JPPA推奨 テレビ素材ProResフォーマットについて
- 日本民間放送連盟情報
(一社)日本民間放送連盟が下記資料を公開しています。
テレビ
- ラウドネス関連
- ファイルによるテレビ番組交換関連
- テレビ営業関連
- テレビCM素材搬入基準
- 民放テレビ各社で受入可能なCM素材および搬入方法
- デジタル化に伴うテレビ視聴の変化(調査結果)
ラジオ
- ラジオ営業関連
- ラジオCM素材搬入基準
- ラジオCM素材搬入締切日
日本民間放送連盟 TOPページ(ページ中段、右側の5つの項目内)⇒「放送に携わる皆様へ」から入手できます。