JPPAの役割
ポストプロダクションの確かな発展を目指して
社団法人として設立後30年にわたり、ポストプロダクション業界向上のため活動している国内唯一の団体です。ポストプロダクション業を営む企業(正会員)と、ポストプロダクションに関連する様々な企業・団体・学校(賛助会員)、合計約150社により構成されています。
会員各社が抱える問題点には共通するものが多い反面、問題解決は個社では困難なケースが多々あります。JPPAでは、会員各社での問題点や業界未来図を共有し、互いに協力し利益に貢献し合いながら、個社の成長、業界の発展を目指す活動を行っております。
JPPAの活動
(1)セミナー事業
ポスプロ業界に従事するスタッフの技術向上とともに、ポスプロ業界全体の地位向上、産業振興を目的とした各種セミナーや研修会を開催しています。
これらは確かな知識習得の場であると同時に、会員各社の情報交換、交流の場でもあります。
(2)委員会活動
JPPAでは、さまざまな目的のため構成された委員会および委員会より派生した部会が多数活動しています。
また、技術革新の時流に沿いながら、各種プロジェクトチームやワーキンググループを立ち上げ、最先端技術等にいち早く対応できる体制を整えております。
(3)調査研究事業
市場規模動向、業界設備機材動向、経営環境/労働環境、私達の調査研究の対象は多岐にわたります。
さまざまな調査・研究を重ねて、業界の進むべき方向性をさぐり、会員社にフィードバックします。
(4)出版事業
映像制作に必要な技術(収録・編集・音声処理)について詳しく解説した技術書「ポストプロダクション技術マニュアル」を発行しています。
また難解な語句を辞書形式で調べる「ポストプロダクション技術用語集」も併せてご活用いただけます。
ポストプロダクション技術に特化した技術書は、国内で他にはありません。
(5)人材育成事業
- 学生を対象とした「インターンシップ」「業界説明会」「ポスプロ合同企業説明会」を実施開催しています。
賛助会員学校の学生の皆さんに、ポストプロダクション業界での業務内容を正しく理解していただくことが目的です。 - 会員社若手社員を対象とした「業界交流会」を開催し、他社の同世代スタッフとのつながりを構築する機会を提供します。
(6)資格認定事業
映像・音響産業に従事する上で必要とされる映像音響処理技術について、基礎知識の習得度を試験によって判定し、JPPAが「映像音響処理技術者」として認定します。
業界を目指す学生方の学習の指針となるだけでなく、映像音響関連企業での技術知識のブラッシュアップとしてもご活用いただいております。
(7)アウォード顕彰事業
ポストプロダクション技術者を対象としたJPPA AWARDSを1997年に制定、その後毎年継続実施しています。
テレビ番組、CM、映画、ネット配信、VP等における映像技術や音響技術にスポットを当て、優秀な技術に対し栄誉を与えると共に、ポストプロダクション業務に携わる技術者の技術の向上と意欲の高揚を目指します。
1999年からは、業界を目指す学生を対象とした「学生賞」を併設。2008年からは、経済産業大臣から大臣賞を贈賞いただいております。
(8)放送機器展事業
JPPA九州支部運営にて、九州で唯一のプロフェッショナル向け業務用放送機器及び関連製品・サービスを取り扱った展示会を毎年開催しています。
(9)情報収集・情報提供
- 新しい技術情報、技術基準など、関連機関と協議・調整を行い収集した情報を、会員社の皆さんと共有します。また、月刊誌「JPPA REPORT」、メールマガジン「JPPA通信」にて、業界トレンド等最新情報をお届けします。
- HPにて会員社採用情報/イベント情報等を共有します。
- 国際放送機器展NAB Show(米国)や海外ポストプロダクションを視察するツアーを独自企画します。
(10)多彩な賛助会員社
- JPPAには、賛助会員として機材メーカー、販売会社、学校等が多数加盟しています。賛助会員の協力を得て、新製品の情報やシミュレーション体験、業界最先端の技術情報などを共有しています。技術委員会や各種勉強会で交わされる、ポストプロダクションと賛助会員との忌憚ない意見交換もJPPAならではの特権です。
- 賛助会員社を対象とした「ポストプロダクション見学会」を開催します。
- 賛助会員社が実施する諸事業について正会員社への積極的な告知を行います。
(11)支部活動
関西支部と九州支部、2つの支部が地域に密着した活動を行っています。各支部独自のセミナー、各種勉強会、懇親会、ゴルフコンペ等を随時開催しています。